「F値」って何?から始めるカメラ操作

カメラ入門・テクニック

「Fって何?」から始めるカメラ操作
まずは使ってみよう!

カメラを始めたばかりの方がよく戸惑うのが「F値」。
「小さいとボケる」「大きいと全部にピントが合う」なんて言われるけど、いまいちピンとこない。
でも安心してください。この記事では、F値の意味・操作方法・どんな写真が撮れるかを、初心者向けにやさしく解説します。


🔍 F値とは?

F値とは、レンズの中を通る光の“通り道の広さ”を表す数字です。
ざっくり覚えるなら、「光をたくさん通す → 小さい数字」「少ししか通さない → 大きい数字」と考えましょう。

  • F値が小さい(例:F1.8) → 光がたくさん入る → 明るく、背景がボケやすい
  • F値が大きい(例:F11) → 光が少しだけ → 暗くなる、でも全体にピントが合う

🎛 F値の操作方法(どうやって変えるの?)

F値はカメラの「モード」をAモード(絞り優先モード)にすることで簡単に調整できます。

  1. モードダイヤルを A(Av) に合わせる
  2. ダイヤル(ホイール)やタッチパネルでF値を変更
  3. あとはシャッターを押すだけで、カメラが明るさを自動で調整してくれます

※スマホアプリや「ポートレートモード」ではF値は直接変えられない場合があります。


🖼 F値で写真はどう変わる?

実際のF値による写り方の違いを図で見てみましょう。

F値による写りの違い図
  • F1.8: 被写体以外は大きくボケて、背景がとろけるように
  • F8: 被写体も背景もそこそこくっきり
  • F16: 遠景までしっかりシャープに写る

このように、F値を変えるだけで写真の雰囲気は劇的に変わります


📷 F値のおすすめの使い方(例)

シーン おすすめF値 特徴
人物・ポートレート F2〜F4 背景をボカして人物を引き立たせる
風景 F8〜F11 遠くまでくっきり写したい
暗い場所 F2.8以下 明るく撮れてシャッター速度も稼げる

💡 まとめ:まずは使ってみよう

F値は、「ボケる・ボケない」「明るい・暗い」を自分でコントロールするための大事な機能です。
最初は「Aモード」にして、F値を少しずつ変えながら撮ってみてください。

同じ場所でも、F値が違うだけでまったく違う写真になりますよ!